徒然

誰も見なくていい日記

普通

普通に囚われすぎた気がする
気がするだけ。

兄弟が多かったけど、多い割に自由のきいたしがらみのない日々を過ごしてもらった気がする。
普通ならもっとうるさくてドタバタしてコメディたっぷりなお母さんの怒号があって、みたいな、そんなものはなくみんな個性はあっても常識外れな子供らしさはなかった。
それが良いと思うのは自由だし個人の価値観だ、育てやすいと言われりゃそうだけど、子供らしく吐き出せるタイミングがなかった故に裏に抱えた感情を親も自分自身も処理が出来なかったんだ。

反抗期が半数がなかった。
半分は激しいよく見る反抗期があって、半分はなかった。
私と兄は刃向かってイラついて物に当たって親を悲しませた。
もちろん私は今しっかり働いてどうにかこうにかその分の親孝行をしてるつもりだ。
下の妹たちはそれを見てたからか、わかりやすい反抗期がなかった、「反抗期来なかったね」と昔話のように言うとだいたい「隠してただけだよ」と返される。
所詮そんなもんだ。

なんも無いことは無かった。
年相応な感情はあったのに、それを気付かせないように過ごすのが上手なだけだった。

普通という言葉の反対が異常ならば、私たち家族は異常なのかもしれない。
罪も犯さず朝起きてご飯を食べて夜は眠って、腹立つことはあっても表には出さずに働いてるのに、異常なのかもしれない。

異常な私は「普通」に囚われすぎた