徒然

誰も見なくていい日記

推し事



さて、これで推しのグループは第一段階を踏んだと思う。
パシフィコ横浜。3階まである座席をワンマンで埋められるのか?そんな疑問などは当日にならないと分からなくて。

春ツ(春の全国ツアー)の前にあるワンマンライブは最大規模のパシフィコ横浜と発表されたときは、そこまで大きくなったのか、という親のような気持ちと、いったい身の丈に合ってるのだろうか?、という不安が募った。
もちろん推したち本人は一ファンの私のウン千倍も期待は膨らんでいるし、不安は募っていたと思う。

如何せん私は横浜が近所では無かったから、規模の話をされてもわからないけどとりあえず輝いてるその姿を何人いるか知らないけど、会場にいる全員に惜し気無く見せてほしいと考えてた。


12/1、当日。夜行バスを使って横浜まで来た。
グッズも並んだ。
サイン入りの生写真なんてものは手元になくて、追加で買わなきゃよかった、なんてちょっと思った。
Twitterのフォロワーとも会った。
ウマが合わなくて、私と話してるときはとにかく楽しくなさそうで、知らない顔しときゃよかった、てのもちょっと思った。
自分自身、こういういわゆる現場ってものを心から楽しんだことは片手で数えれるぐらいのハードルの高さで。
そんな自分は嫌いなわけで。
楽しもうと必死だったな。今思うと笑えるけど。

ぱっと見た時の人の多さが、ぼやっと言ってしまうがイイ感じで期待できるなって思う。
でも会場に入ってしまうとそんなことなくて。

ほぼ席が埋まってたのは前から8列目ぐらい、あとはぽこぽこ穴が空いてて、2階と3階は埋まらなさすぎて封鎖されてた。
これが現実か、なんて冷静に思った。

別に、「大きくなってほしい、色んな人に知ってほしい、色んなテレビに出てほしい」とか思えないタチだったからどこかで安心もしてた。
そんなこと考えてはいけないのに。

少しだけ背伸びして、大人の振りして「おめでとう、大きな一歩だね、これからも大きくなってね」ってみんなの前で言ってて、自分はしょーもない人間である。

同事務所の先輩グループは、同じく席が埋まらず後輩を(言い方が悪いけど)客寄せパンダとしてチケットを捌いてたりしてたし、認知度なんて数字や在庫で簡単に反映されてしまう。
それが現実で、夢を見すぎてるとは言われたらそれまでだけど、一ファンの私も、本人たちも、夢を見るってことと同時にそれは挑戦だった。

無理かもしれない埋まらないかもしれない、なんてセリフは戯れ言で。
聞こえるそんなセリフは消し去るように結局は楽しんでいた。

そう、つまるところ会場の規模とか、在庫とか、認知度とか、ホントは大事である反面、いつだって良い話なのである。
今すぐに埋めなければ、今すぐに売りきらなければ、今すぐに周知に覚えさせなければ、なんてことはなくて。
いつだって良い、いつの間にやら埋まってた、売り切れてた、みんな知ってた。

それまでどれだけ戦えるかってことで、今現在、推しは真っ只中。
最後なんて全然遠くて、でももう新人のひよっ子ちゃんなんて言わせないほどのクオリティは持ってる。

それだけで輝かしい、太陽のよう。
いつだって戻れるけど、そんなこと絶対許さないと思うしそれぐらいのプライドはないとアイドルなんて出来ないよね。

次会えるのは生誕祭、また夜行バスに乗って会いに行こう。
同担は苦手で大嫌いだけど、一人は寂しいけど、知り合いはいたら気まずいけど、そんなめんどくさい私を見捨てないほどゆっくり進んでください

たかがアイドル、されどアイドル
第一段階が終われば次は第二段階の始まり。

ステージに立ちスポットライトを当てられる5人の姿をこれからどれだけ見ていられるのだろう。