LILI LIMIT
やばいやばいやばいやーばい
やっぱり分かっちゃいたけどやーばい
自分は大のLILI LIMITのファンなのだが追っかけてることなく住んでる地域かちょっと離れたぐらいの会場でしか参加してない
ファンと言えどもライト層ってやつ
初めてiphone(スマホ)を持って初めて買った曲はLILI LIMITだった。
どうしてもなんか好きで、うわ!やば!ハマった!みたいな感じじゃなく、ぽやーっと曲を聴いてぽやーっと覚えた
イントロのゆったりした雰囲気とどこか愛らしい現実寄りな歌詞。
ローマの休日を見てるみたいな。
何段も重なった色とりどりのアイスクリームが似合うと思う。
私は神絵師でもないからこのLILI LIMITというバンドのメンバーとアイスをクロスさせた可愛らしいイラストは書けない。2587269回ぐらい生まれ変わらないと書けない。
んな理由でLILI LIMITがめちゃくちゃに熱い今、1番すきと言っても過言ではない「h.e.w」について話したい(今の時点で語りすぎな感じはする)
「h.e.w」 http://sp.uta-net.com/song/189577/
残念ながらYouTubeには公式から出ているのはダイジェストのみのテイザー映像となってるため、ぜひiTunes storeにて買ってほしい。
250円の価値以上ある。LILI LIMIT「Etudes」
https://itunes.apple.com/jp/album/etudes/id1007859723
さて、買って(もしくは試聴して)気づくかと思うけどこの曲はとても「夏!!!」という雰囲気がすごい。とてもすごい。
イントロのドラムとキーボードで鳴らすシンセサイザーの疾走感。
「夕立に溶け込んだ 窓を開けるとそこに夏がいて」
始まって何秒かの初っ端の歌詞がこれ。
やばい……やばすぎる……
春の暖かさと初夏の爽やかさと梅雨の湿った空気の狭間をすごく短く表現していて、私はイントロからこの部分だけの何秒かを何度も何度も再生した。
如何せん自分の語彙力の無さが情けない。
2番の歌詞だって「相も変わらず僕は僕のままで 過去の中に生きているの きっとこの先もずっとそうだ」
vo.の牧野さんが書く歌詞は一人称視点が多く、ほとんどに「僕」がいる。
今回は後悔をしている「僕」だ。
そしてその後悔は晴れることが無さそうなぐらい深い深い淵のところにいるのが理解できる。
解釈なんてものはその人の価値観によるので人それぞれなので一意見として聞いてほしい。
また、「自分が無力だってこと 気付けただけで良かったみたいだ」とも歌詞は続く。
どうしたんだろう、と第一に考える。
あまりに自分を悲観的に捉えてるような気がして、理想や妄想に甘えない現実みが何処か寂しい。
サビが「いつか僕が君の待つ丘まで 自分の色見出せるとしたら ここで育つ花になって 言い訳もどこか薄れて 傘のない花になれるみたいだ」。
「君」の存在が大きくて、「君」に会うまでには「僕」の自分らしさを開花したくて。
開花さえして殻をやぶれば、後悔へ宛てた言い訳はどんどん薄くなっていくのかな。
傘のない花、にスポットライトをあてると極端で申し訳ないけど雨に濡れた花ということだろうか。
私もマイナス思考な方だからあまり良い意味で解釈ができないが、雨に濡れても育った、1人でも生きていける気がした。
まぁ真相は本人のみぞ知る、だけど。
明るく軽く口ずさみたくなるような音に乗せた歌詞はどこまでも重く、1人で背負い切るには難しいくらいの想いの強さ。
誰か助けてあげられないのか、と悲痛な叫びを聴いてるだけであげたくなる。
なのに聴き終わるその頃には「良かったなぁ」ってどこかで思ってる。
牧野さんは、過去に生きてるはずなのに前へ進むその早さは多分誰も助けなくても大丈夫だと思えるくらい強か(したたか)。
ネガティブとポジティブを交差した3分から5分にかけて1曲。
LILI LIMITはいつも隣に寄り添って話を聞いて、なおかつ無理なく背中を押してくれる。
誰か助けてください。それは1番自分が言いたくてみんなが思ってて、このバンドが救う。