徒然

誰も見なくていい日記

世話

入院が始まって早1週間。だったかな、初日のことをもうはっきりと覚えてない。

退院予定日が来週にせまっていた。そんな日。

私は私の好きなこと、やりたいことを優先として生きていた。
それをいいとして受け入れてくれる人がたくさん周りにいたし、無理に諭すような人もいなかった。
変に現実を見ようとした自分はよく居たけど。

それで、よくある劣等感があって、後悔もあって、でも好きなことは辞めたくなかったから代償としてはありなのかな、とか。

どうだろうな。
免許を取ればよかっただろうし、兄にはあぁ助言をすればよかっただろうし、妹にはちゃんと言えばよかっただろうし、母にはもっと感謝を伝えなければ行けなかっただろうし、資格もなく地位も名誉も財産もなく、私の人生の価値はあっさりと見計らえるレベルのものだった。
私はその価値があまりに好きで尊いもので大切だったから、無駄じゃないと胸を張って言える。けど、それと同じくらいの大きくて壮大な後悔もないわけではない。むしろずっとある。

ふとよく分からない思考回路をするようになった。
私以外の人が死に近すぎて、ただの現実逃避なのかもしれない。

明日にでもいなくなってしまうような、そんな脆い人がたくさんいた。
元気だ、と本人はよく言う。
ならいいや、と私はよく返した。
あっけらかんと明るく振る舞うことが正解であって、辛気臭くならないように必死。
バカみてえだ、と見下して私はなんら変わったことは無い、と虚勢を張る。
変わったことまみれだ。
気を遣うことが下手になった。
易々とバレるようになって、むしろ人から謝られるようになった。
気を遣わせてごめんね、と。
それを言われたくてやった訳じゃないとは思うが、じゃあどう言われたくて、思われたくて私は行動してるんだろ

よく分からない。

オチはない。
ヤマもないが、答えがどこにもなくて、求めてるものはただただ去年まであった「日常が欲しい」それだけだ

それは今流行りのウイルスのせいなのかもしれないし、身内の大きな変化かもしれないし、私のこのひん曲がった性格のせいなのかもしれない。

あぁ、私いつになったら幸せになれる