徒然

誰も見なくていい日記

矛盾を愛し希望に変えなきゃな

久しぶりに来たね。

私に幸せなんて不釣り合いだと言われてるような毎日。


好きだなんて言葉では足りない、間に合わない、自分が情けないと思うほど愛したバンドLILI LIMITが、解散した。


10/19の18時にツイートされた内容。

あぁ嘘ついてるって素直な感想。

だって、だってあんなに仲が良かった。

でも多分仲違いなんてちゃちい話じゃないなんてわかる。

まぁそう言われると小さな問題点は何個かあった。

そうやって、積み重ねがあったのかな。

わかんないけど。

ただ、メンバーTwitterInstagramで少しずつ理由を述べる機会を作っていこうとしてて、感謝とともに、現実だったと気づいた。


嘘なんかじゃなくて普通に、解散。

いろんな理由があって、解散。


脱退と卒業を目の前であった上半期。

推しグループから一人ずつ抜けていって推しが悔しい気持ちをバネに成長したここ半月ほどの時間を過ごして今は、一番推してたバンドが解散だ。

脱退や卒業や引退じゃない。解散。

散らばってしまう。終わってしまう。推してるバンドだともう言えない。見れない。会えない。

ドラムの方が言っていた「幸いなことに聴けることはできる現代」と。

聴けることは聴ける。ただ、もうそれを生で体感する機会はもうゼロに等しい。


最後のチャンスとなるのはもう対バンと、東京と山口のラストワンマン。


10/19の夜20時ごろ、金曜の夜ということで有名な音楽番組の単語が並ぶTwitterのトレンドにLILI LIMITが入った。

私は好きなバンド推してるバンドが人気になることを恐れない、寂しいと思わない。

だからいつかは有名な音楽番組に出演もしくは有名な作品とタイアップ、そしてどこかでいろんな人の目に入ってほしい聴いてほしいという気持ちが強かった。

まさかこんな時に夢がひとつ叶うなんてなぁって。

呆れて涙が出なかった。


たかだか二年弱見てただけの自分がごちゃごちゃ言うなって話なんだけど。

ここまで好きになれたバンドも初めてだった。

楽曲ぜんぶを買って毎日聴いて、近辺にライブがあるってなったら興味のないバンドとの対バンでも行った。ワンマンならすぐチケットを買った。出待ちなんて勇気がなくてできなかったそんな自分が悔しかった。あんなに嫌だった前のバイト先はLILI LIMITの「nnmnd」を聴いて休憩をとった。今でも聴くとあの頃の自分を思い出して頑張ってたなと思う。そうやって過去に浸れるのはLILI LIMITがあったからだ。MVなんてずっと見た。「kitchen」と「at good mountain」はずば抜けて大好きなMVだ。「N_tower」はちょっと怖かった。でもその不思議さを感じるのが心地よかった。


ワンマンだと、セトリの切り替えがすごく好きだった。

梅田のShangri-laってライブハウスはミラーボールがすごく綺麗なんだけどその妖艶さがLILI LIMITにぴったりで、前からなんかしらで通ってたShangri-laがより一層好きになった。

だって「at good mountain」の時すっごいキラキラしてボーカルの声と相まって、歌詞にもぴったりだった。

「Observe」もよく聴いてた、ライブハウスで聴くとあんまりに不気味なのにサビのところで真反対の色を見せるところも好き。「冷たい眼差しで見てくるあなたの手にはひとつのシュークリーム」で手を伸ばしてシュークリームを受け取ろうとして手を握るところが断片的に記憶に残ってる。好きです。


あと、「Girls like a Chagall」は生で聴かないとって曲だったなぁ。歌い方がアルバムとはちょっといつも違くて新鮮で。セトリに入ってないことはないけど、イントロが来ると(あぁいまからLILI LIMITの世界だ)ってなる。

歌詞で「あの子に相談しに行こうその時シャッターを閉めたガール」のシャッターの時に手のひらで目元を隠す牧野さんが大好きでした。


リコピン」と「A Shout Film」はその時のワンマンのMCで、“大事な人を失っていた時に書いた”と言って歌い出した時、涙が出て止まらなかった。あんなに泣いたライブは人生で初めてだった。手をあげることが幸せで切なくてたまらなかった。


ああ、節目と言っちゃアレだけど「Suite Room」は結婚式で流したい。お母さんとお父さんと一緒に聴きたい。ちょっとしたことでケンカした日は電車の中でこの歌詞を思い出して反省したっけな。


病んでたり、うまくいかない時は「vanilla ice claim」とか「in your site」を聴いて落ち込むとこまで落ち込んだ。vanilla〜は自分のテンションや気持ちにぴったり当てはまるからとにかく聴いてた。ice creamじゃなくてice claimのとこが本当にすき。

「人は人を犠牲にして生きてる」「会いたい人に会えない世界で、会いたい人に会うための世界で」「守るべきなのは恋人や家族や友、右も左もわからないがそれは真実だと誓う」たぶん、自分の人生を短文で表せってなったらすぐにここが出てくるんだろうなってほど人生観が変わったのはvanilla ice claim。


「LIKE A HEPBURN」ではサビに「LIKE A!」と叫ぶところがあるが、あの瞬間は死ぬんじゃないかってぐらいストレスが発散されてた。これもライブで聴くのが好きだったなぁ。


「h.e.w」「neighborhood」「LUST SUPPER」はたぶん誰にも超えられないくらい好き。たぶん、死ぬまでずっと聴いてると思う。neighborhoodがカラオケにないのが悔しくてフリータイムでデンモクに入ってたLILI LIMITの曲をずっとループした時もあった。


もう全曲に説明していきたいけど文字数もあるし新参者の自分にとってアルバムでしか聴いてないものもある。

以上の作品は、人生が変わったもしくは彩られたどちらが起こった作品だ。


牧野さんの作品は無駄ではなかったし、音楽だけでここまで短期間で著しく変化したのもLILI LIMITが初めてだ。

今までありがとうございました。が一番最初に言わなければいけないのに素直ではない天邪鬼で自信のない私はプライド高く鼻高く延々と語ってしまった。


すみません、今までありがとうございました。

LILI LIMIT、あなたたちがいなければ昔の捻くれた尖ったままの私で止まっていました。

それは絶対的に確信しています。

すんなりと受け入れることは少し時間がかかると思います。でもこれからが不安で暗闇の中だなんて1mmも感じてないのは今までたくさんの愛ある作品に溢れて、そしてそれが一番近いとなりにいるような気がするからです。


私の短い青春を謳歌できたのはあなたたちのおかげです。

これまでもこれからも大好きです。

どうかこれからも幸せでありますように。






あの日々にバイバイ

部屋を片付け明日朝家を出る

また僕ら

再開できること願いながら

ドアをあけて