徒然

誰も見なくていい日記

終わりと始まりを受け入れる

終わることと始まること、ってプラスとマイナスじゃないですか。
でも出会うから別れるわけで、終わるから始まるんですよね。
プラスとかマイナスとかじゃなくて普通に、行って戻ったそれだけのこと。
で、あってますか?

今日、いや、昨日の15時に好きなグループの大事なボーカルが脱退した。
ジャニーズで言うと関ジャニ∞渋谷すばるさんのような。伝わるかな。
大好きで大事だった。
事務所からもメンバーからも信頼があった。
長い芸歴の中で、いっぱい思うこともあったと思う。
やりたいことと、やらなきゃいけないこと、やりたくないこと。
あの人からしたらすべての矢印がとっ散らかってて、整理できなくて、でも自分の進みたい場所があまりに輝かしくて、今いる場所が足場のない不安定な闇に見えたんだと思う。
私は本人じゃないからどうせわかんないけど。

最初から、バックボーカルという存在意義に対して不満を垂らしてたような人だった。
それ(バックボーカル)がグループの個性でもあったのに何ヶ月かはずっと否定してた。そこからも心の中ではっきりとした「自分はこれでいい」みたいな確信と自信もなかった。
メンバーカラーも黒だなんて地味だ、って言ってた。
何から何まで文句しかなかった人だった。
なのに、なのに本当に歌はうまかった。
魂が揺さぶられるってまさにこの事だと思ったし、アップテンポな曲に乗せれば楽しく聴こえるし、バラードに乗せれば耳の奥がゆっくりと溶けてくように落ち着く。
天才的に上手な人だった。

でもやっぱり集団行動ができない人だったんだろうなぁ、
どこかでつまんなかったのかも。
「楽しくねー」って思いながら私らが降るペンライトの海を見続けていたのかも。それは虚しいな。
右向け右で歩きたくない、右向け左、黒は白で白は黒で全部ちがう。
天邪鬼だと他のメンバーは言うし本人も自覚してたが、本当に天邪鬼だとおもう。
こういう時ぐらいはグループ楽しいって嘘でも言ってよ。馬鹿みたいじゃん。

他のメンバーは抜けても大丈夫って感じで、まぁ私も見慣れるまでは時間かかるかもなぁとか思った。
一人抜けたらもうすごい虚無感じゃんそれ。
今までずっと、ひよこの親鳥見つけるみたいに7人でグループ、7人でグループって擦り付けられたのに今更になって「一人欠けてもいけるんです僕ら」っていやおい待てよってなるじゃんそれ。
ずーーっと足りないなにかに目を逸らしてパフォーマンスを見続けないといけないの、どれだけ辛いのかって多分本人たちはわかんないと思うんですよ。
やっててそう思わせないように努力をしてると思うので一概に有り得ない、分かるわけないって言うわけじゃないけど、多分どうせ伝わらないと思うんです。

論点ずれたな。
なんか寝れなくて打ってるだけだからよく分かってないんだよな。

とりあえず、戻ってきてね早く。
私はあなたの将来、未来は明るいと思ってる、思ってるからこそ、上手くいかなきゃいいのにって1番思ってるよ。
人の幸せを望めないクズ野郎でごめんね。
1番輝いて見えてたステージ上の自分を裏切っておきながら別の道を笑いながら歩まないで。
やっぱりお前らといるのが楽しいわ、って、いつもの大きな声で笑って戻ってきて。
それまで待ってるから。

ファンは期待しかできない不安で塗り固められた存在でしかない。